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沈まぬ太陽(アフリカ篇)を読んで

【夫の回】
山崎豊子の「沈まぬ太陽」。
現在、アフリカ篇の上巻を読み終え、あと少しでアフリカ篇の下巻も終わります。
歴史小説以外でこれ程のめり込んだ本は存在しません。
以下、ネタバレすいません。

国民航空(現JALがモデルとなっている)に入社しエリート街道を歩むと思われた主人公の恩地元が、半ば強引な手法で労働組合の委員長に就任させられて以後、社内的に不平等であった様々な立場の社員の待遇改善の為に全力で会社側と団体交渉にあたり、社員の大半から支持されたが、やがて彼を会社側の執拗な報復人事が待ち受けます。

まずは海外赴任で当時過酷な環境下にあったパキスタンのカラチへ左遷。
生活環境はあまりにも日本と異なり、帰宅しても天井にイモリが這い、台所にはゴキブリの大群が生息し、電気の紐に南京虫がぶら下がる・・・凄惨な日々の中でも従来就いてた仕事と全く異なる職種を勤め上げます。
ちなみに、現在カラチは人口1400万人を誇る大都市。
カラチの写真
※photo by &rew..'s photostream

そして、海外赴任(特に僻地)は任期が2年間という内規を無視して次ぎに会社から赴任を命じられたのが、同じく僻地とされていたイランのテヘラン。
ここで商売が出来たら、どこへ行っても通用すると言われるペルシア商人、現地人を相手に酷い目に遭いながらも歯を食いしばって仕事を全うしていきます。
片や、かつて労働組合の副委員長として恩地と行動を共にした行天は会社側へ寝返り、異例の昇進を続け、自身との境遇の差の打ちのめされそうになりながらも、労働組合と決別する事を条件に帰国と出世をちらつかせ懐柔しようとする会社に対して断り、自身の意志を貫き通します。
テヘランも現在は人口1100万人の大都市。
テヘランの写真
※photo by afshinrattansi

長い長い僻地での赴任の間に、主人公を心配し帰国を待ちわび続けた母が亡くなり、絶望と無力感に苛まれますが、それでも遠く離れていても固い家族の絆で精神的に崩壊を免れながら耐える日々が続きます。
がしかし、今度こそ帰国を信じた主人公の期待はまたしても執拗なまでの会社の報復人事に妨げられ、自社の飛行機すら飛んでいないオフラインの遙けき国、ケニアのナイロビへの赴任。
ナイロビの写真
※photo by blackgecko_photography

とにかくこのアフリカ編では、恩地元の意地と誇り、国民航空(会社側)の執拗なまでの報復と差別、かつて恩地元と行動を共にしながら道を違えた行天の存在、それらを時系列を前後させながら話が進んでいき、一部やや中弛み的なページは有りますが、ほぼ一気に読んでしまうだけの内容になってます。
今の時代なら、会社が嫌なら辞めればいいと簡単に転職してしまうのかもしれませんが、この本を読むと職務を全うする事の大切さ、大変さを改めて感じ、投げ出してはいけないという気持ちにさせられます。

また後日、御巣鷹山篇を読んだ後に、沈まぬ太陽について書きたいと思います。


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