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火の粉 感想

【夫の回】
大学時代~社会人3年目位までは歴史小説を結構読んでたんですが、今はじっくり読む時間も無いので予備知識が無くても楽しめる歴史もの以外を無作為に選んで読んでます。

で、今回読んだのがこれ。雫井脩介の「火の粉」。

火の粉 (幻冬舎文庫)火の粉 (幻冬舎文庫)
(2004/08)
雫井 脩介

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雫井脩介は映画化された「クローズド・ノート」(映画化され、沢尻エリカがその舞台挨拶で「別に・・・」と物議をかもしたせいで映画よりも沢尻エリカが目立ってしまったという・・・)や、「犯人に告ぐ」で最近注目されていますが、敢えてそれらは選ばずに本作に目をつけました。

話は退官を決意した裁判長である主人公梶間から始まり、その裁判長の最後の審判となる殺人事件において、主人公は容疑者とされていた人物に無罪判決を言い渡す。
確信を持ち、自信を持って下した判決だったが、その容疑者武内は退官後、大学教授となった主人公の講演に忽然と現れる。

やがて主人公の嫁の目線から見た梶間家の内情へと話は移り、武内が隣家へ引っ越して来て寝たきりの義母の介護に心底疲れた嫁を中心として彼との交流が始まる。親切で気が利く、申し分のない人間性に見える武内。がしかし、間も無く梶間家に不穏な出来事が少しずつ起こり始め、武内を好意的に受けとめる家族と、不信感を抱く家族とに梶間家は分断する。
何故か好意的に受けとめる家族に事態は好転し、不信感を抱く家族は徐々に徐々に阻害されてゆく・・・。

そして主人公の息子(司法試験を目指して勉強中の為にぷーたろう)の嫁の視線に移り、何故か理解出来ない変調を見せる我が子への不信、武内へ抱いた自身の不信が招く不可解な出来事と、それによって家族から向けられる自身への不信に追い詰められる。

簡単には切り離せなくなった武内との関係の中で暗闘が始まり、物語はある程度は予想は出来るものの、悲劇的な最期を迎えます。

どこかに実在しそうな家庭の日常が細かく丁寧な描写で表現され、目に浮かぶように読み進める事が出来るのがいい。で、不穏な空気や嫌悪感の表現に自分も不快になり、まさかという展開を色んな人物の視点からテンポよく繰り広げていくので、一気に読める犯罪小説でした。


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