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「坂の上の雲」の感想

【夫の回】
昨年の秋までなら、通勤の行き帰り、仕事の移動時間を読書にあてていたので、かなりの数の書籍を読破したんですが、秋以降はその時間まで仕事の事を考えざるをえない状況になったので、この「坂の上の雲」は読破に4ヶ月ほど掛かりました。

坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)
(1999/02)
司馬 遼太郎

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読み終えてみた感想は、先日坂の上の雲はつまらない?の記事でも触れた通り、秋山兄弟(秋山好古・秋山真之)の同郷で同世代を生きた人間として、史上著名な正岡子規を記したのはいいけど、これがまたちっとも面白くない!
正岡子規が登場するシーンをこの上もなく退屈しながら読み、ようやく4巻まで辿りつくと、押し寄せるヨーロッパ各国の植民地政策に次々と隷属するアジア諸国の中で、日本のみが富国強兵をスローガンとして列強に近付けと息抜く間も無くサルまねながら近代化を推し進めながら、中国を手ごめにし極東の覇権を狙う大帝国ロシアと激突する日露戦争に話が突入し、面白さが増してくる。

日露戦争なんてものは、日本近代史に興味が無かったので学校で習ったことに毛が生えた程度の知識しかなかったが、「坂の上の雲」において司馬遼太郎が詳述する世界を読破し、あの時代とあの戦争の意義と意味、当時の人々、とりわけ軍人の生き様を感じることが出来ました。

何故、圧倒的に国力・軍事力の劣る日本がロシアに日露戦争で勝てたのか?
日本を日露戦争で勝利に導いた軍人、秋山好古と秋山真之兄弟、文学界に大きな足跡を残した俳人、正岡子規を中心に明治日本を描いた歴史長編小説「坂の上の雲」は、今年の年末から来年、再来年の年末と三年越しでドラマ化されNHKで放送されるので、事前の予備知識として読んでみては如何でしょうか?

ちょっと古いデータですが、1996年に日本の上場企業トップ120人を対象にした司馬遼太郎の小説アンケートでは、 ダントツの1位(2位は竜馬がゆく、3位は跳ぶが如く、4位はこの国のかたち、5位は街道をゆく)人気だった様です。
私個人的には、「尻啖らえ孫市」が一番好きですけど^^;

ちなみに、主人公達の出生地である松山市では「坂の上の雲まちづくり」を推進している様です。ドラマが放送されて以降はおそらく、松山市は観光客で賑わうことでしょう。
自分も松山市に住んでいたことがあるので、久々に訪れてみようかなぁ~。


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